2022/11/10 18:32

こんにちは!ブルボン蚤の市 勝村です。


先日、ブルボンキーホルダーをコレクションするようになって以来、一番のショッキングな出来事がありました。


ずっとブルボンだと思っていたお気に入りのアイテムが、実はブルボンではなかったのです…!


こちらのSANDVIKのキーホルダーです。


こちらのアイテム、所有している中でもとくに気に入ってる物で、今回珍しいバージョンが手に入ったので嬉しくなって、Instagramに投稿したのです。


すると、とあるフランス人コレクターの方から、「これは本物のブルボンではない、でも素晴らしい」とのコメントを頂戴しました。


私は驚き、そのコレクターの方に、「どうしてブルボンではないというのですか?」と質問してみました。

コレクター曰く、「キーホルダーの金具のループの部分を見てください。"スウェーデン"とあります。スウェーデンの企業が、ブルボンのコピー品を作っていました。」

ということなのです。


さっそく、金具の文字を見てみると、






スウェーデンやストックホルムと書いてあるではないですか!(読みづらいかもしれません)
目から鱗です。

本物のブルボンキーホルダーであれば、基本的には、この部分にBOURBON FRANCEなどと書かれています。


昔からのブルボンコレクターの方からすればこんなことは常識かもしれません。

たしかに、チャッピーさんのカタログに載っていないなとは思ったのです。
ただ、フランス人セラーは軒並みBourbonとして販売していたので、ブルボンだと信じ込んでしまっていました。

私は勉強不足を痛感するとともに、

ブルボンってすごい!と改めて思いました。

こんなに精巧な模倣品が作られるということ。

こちらのSANDVIKのキーホルダーは、個人的にとても気に入っていて、普段使いとコレクション用に所有しているのですが、鍵と一緒に毎日持ち歩いても傷一つ付かないんです。
ブルボンキーホルダーのアクリルに匹敵するほどの強度です。

デザインも秀逸です。ラザフォードの原子模型をモチーフにするなど、科学や物理好きの方からしてもトキめくアイテムだといいます。

そんな模倣品がつくられてしまうブルボンキーホルダーの、偉大さが分かる今回の経験でした。

今後は、このようなアイテムのことを"ブルボン風キーホルダー"と呼びたいと思います。

ヴィンテージキーホルダーの世界、奥が深くて本当に面白い!